2016年03月10日

【本日の一枚】わたし革命ファルサリア《起原譜》《変身譜》 / J.A.シーザー

D6F4C435-6B37-4AB7-861D-420258F25F18.jpg
【本日の一枚】わたし革命ファルサリア《起原譜》《変身譜》 / J.A.シーザー

ここ最近、発売日、いや入荷日を楽しみにしたときがあっただろうか。
待望の、超待望の発売、おそらくこの盤はボクの人生を変えるものとなるだろう。
正確には、もう既に人生を変えた盤なのかもしれない。

ボクの人生を変えた「少女革命ウテナ」、そのウテナの世界観を決定づけたJ.A.シーザーの音楽。
言葉と詩、列挙という手法が生み出す「世界の拡張」。
わたしとワタシと私、表現としての自分探しという根源的本質がもたらすアドゥレセンスの感傷と思索。

起源譜では生々しいシーザーの音そのものがひしめいている。
主に劇中後期のクライマックスを盛り立てたウテナのために書き下ろされた楽曲群。
「体内時計都市オルロイ」「ワタシ空想生命体」など御影や暁生が跋扈したシーンが甦る。
そして変身譜では文字通り、「少女革命ウテナ」の音楽担当:光宗信吉が変身させた(=編曲した)シーザーの楽曲群で構成。
元は万有引力の公演の劇中曲であったものを見事に華麗に仕上げている。
劇中前半の世界観を決定づけた懐かしくも美しい響きが溢れている。
特典盤では劇中曲の候補に挙がった3曲を収録。
起源譜と変身譜の中間に立つ世界観がまた堪らない。

ブックレットも素晴らしく、「ウテナ」のビジュアルを敢えて使わず新たな意匠を施したモノ。
これ自体が新作の詩集という作品のような代物である。

アングラ演劇とアニメが絶対運命に導かれて巡り会った化学反応。
世界を革命した少女の無窮の歴史は今なお鮮やかに息づいている。
posted by Lobgesang / Blog at 02:23| 神奈川 ☔| レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする